サミタはオンラインゲームの中では長い歴史があります。
しかし歴史が長いということは、裏を返せば思い出したくもない黒歴史もあるということです。
昔からプレイしている人なら何のことか理解できる内容ですが、最近始めた方にとっては全く知らないかもしれません。
今回は過去にサミタがやらかした3つの失敗を振り返ってみようと思います。
その一 個人情報流出事件
2010年11月10日に外部からの不正アクセスにより一部の個人情報が流出するという事件が発生しました。
以下のリンクに詳細内容が載っていますので興味のある方はぜひご覧ください。
このときのお詫びは11月の月額費用が無料になるというまぁまぁ良いものだったかと思います。
サミタが再開されるまで1週間近くプレイできない状況が続き、サミタに浸かっていたコアユーザー(自分も含む)は1日でも早いサービスの再開を願っていました。
そしてサービス再開が開始され今までと変わらない画面を見てホッとしたのもつかの間、今までには無かった違和感を感じます。
なんとイベントが一切なかったのです。
イベントが1つも無かったのは当時を振り返って一度もなく、なにかしらのイベントは必ず開催してたのにもかかわらず、この時だけはイベントに縛られることもなく皆が自由に好きな台で遊んでいた印象でした。
ちなみにホールのBGMすら流れてなかったので、いかに異質だったのか当事者ならわかると思います。
その二 達成者0!?ドロンジョイベ
イベントに関する不具合は現在でもたまにあったりしますが、ドロンジョイベを超えるクソぶりは他にありません。
サミタポータルが都道府県マップになった直後のイベントだったかと記憶しています。
この時期のイベントは盛り上がりに欠けるような内容のものばかりで、多くのプレイヤーはサミタ運営に不満を言い続けていました。
そんな時に平和の新台『ドロンジョにおまかせ』が正式にリリースされイベントも開催されます。
詳しいイベント内容こちら。
一応誤解のないように言っておきますが、当時からこのようなイベントではなく、以前はマシな内容だったので、いかにしょぼい内容だったのかがわかると思います。
私がはじめて本気で参加したイベント
【ドキドキ巫女(カノジョ)が水着に着替えたら】イベント開催!!
このときはドロンジョイベより2年以上前に開催されているイベントなので、元からクオリティーが低かったわけではなく、ドロンジョイベのクオリティーが低いものでした。
ドロンジョイベの景品は主に2つで、アバターと称号何ですがこの達成条件とんでもない内容だったのです。
- 4万枚以上達成→おしおき称号
- 3万枚以上達成→ドロンジョ(アバター)
とあります。
実機でこの機種を打ったことがある方ならご存知だと思いますが、この台はそんなに出る台ではありません。
サミタでは最高設定で20時間フルで打つことが出来ますが、開店から閉店までどんなに打ち続けても4万枚どころか2万枚出れば良い方なのです。
当時イベントに参加していた方は最高設定よりも波が荒い準最高設定(設定5)を使って挑戦していましたが、結果だれも4万枚を達成できず、ごく少数のユーザーがドロンジョアバターを入手しただけです。
誰も達成することが出来なかったことにより、怒りの声は運営にも届きましたが、「テストプレイでは達成できた」という言い訳に某掲示板でも炎上騒ぎとなってしまいます。
結局、無謀なイベント内容だったこともあり、しばらくの間このイベントのことを引きずることになりました。
私自身はイベントに参加していなかったので、あまり気にしていませんでしたが、ドロンジョイベの次に開催されたイベント名が『怒らないで笑って!』というものだったので、ユーザーの怒りに油を注ぐ事になってしまいました。
後におしおき称号は別のイベントで景品としてプレゼントとなり、ドロンジョにおまかせの台も2013年3月で配信終了してしまいました。
その三 驚異の錬金術でイベントアイテムが軒並み大暴落!?
2012年10月19日に開催されたとあるイベントで対象機種のアイテム全てが大量に増殖し、大暴落した出来事がありました。
そのイベントが 「ドッキドキ☆気になるあの子はメイドさん♪」です。
キッカケは2000WATで販売された【メイドイベント袋2000WAT(継続率50%(復活あり)】(以下:継続袋)で継続率50%の確率で継続or終了になるというギャンブル的要素が含まれている物でした。
ですがこの継続袋がイベントアイテムを増殖するキッカケになる魔法の袋だったのです。
その理由は主に次の内容です。
- 継続・終了どちらでも1000WATイベント袋は出る。(終了が選択された場合は起死回生袋が出現)
- 1000WATイベント袋2つを合成すると継続袋になる。
- 起死回生袋を開封すると10%の確率で継続袋になる。(90%は復活せずに終了)
継続袋を開封した時点では1/2の確率なので、これ自体は問題ありません。
問題なのは1000WATイベント袋を2つ合成で継続袋に戻せるのと、10%で復活する起死回生袋の存在です。
元々1/2のギャンブル要素で全体的に見たらトントンだったものが起死回生袋で復活もできるので、この分の継続袋が多く出回るのは必然です。
さらにイベント1000WAT袋×2で継続袋に戻すこともできたのが災いし、繰り返し挑戦すれば勝てる勝負のギャンブルなので、市場に出回っていきました。
この仕様により、メイドイベント袋1000WAT袋を大量に増やすことが可能になり、わずか1日でイベント機種すべてのインテが大暴落です。
最高設定券1枚で北斗の券インテが4枚買えるというまさにお祭り状態となりました。
その話を某掲示板から聞きつけて試しにイベント袋をいくつか仕入れて開封すると、とにかく出るわ出るわのイベントアイテムの嵐。
開封し続けても途切れることなく継続しているので錬金術師にでもなった気分です。
このときは「運営ありがとう!」と内心思いました。
特に北斗の拳インテは人気があり、イベント期間で価値が上がっていたので、このことにより北斗の拳が打ち放題!でした。
今までの不満(ドロンジョイベ等)が一気に解消されたほどではないでしょうか。
当然運営側の対応も早く、わずか1日ちょっとで対策されてしまい、あっという間にお祭り状態は沈静化を迎えることになりました。
今後は北斗の拳とToHeart2のイベントを組み込まれることはないと思っていましたが、たまにイベント機種に含まれていたりして、本来の価値に戻りつつあります。
10年以上遊び続けて記憶に残った様々な黒歴史
長くサミタで遊んでいると、良いことや悪いことがたくさんあります。
上で挙げた3つが私の中ではインパクトの強かった事件でした。
運営側からしても二度と繰り返したくない黒歴史だったと思います。
それでもサミタ運営にとって教訓になったようで、これ以降大きな事故はありません。
ただ最後の錬金術に関してはプレイヤー側のメリットが大きい部分でもあったので、個人的にはもう一度でもいいから再現してほしいところです。