今回はサミタで配信中の台で搭載されているST機について紹介していこうと思います。
注意ポイント
パチンコでもST機と言われるシステムが存在しますが、ここで言うST機はパチスロで使われている用語になります。
ST機とは?
ST機の正式名称はストックタイム機と呼ばれています。(略称でストック機とも)
ST機には2種類の使い方があって、どちらもボーナスをストックするという点において共通しているのも特徴の一つです。
出玉が増えるタイプのストックタイム
ST機のシステムである1つ目は出玉が増えるタイプのストックタイムです。
ある条件をクリアすることによってストックタイムが発動し、一定のゲーム数を消化するまでボーナスフラグを一旦ストックします。
この間は高確率でリプレイが揃い、引いた分のボーナスを後から放出できメダルをほとんど減らすこと無く消化することができるので、結果的にメダルを一気に増やすことも可能です。
対応している機種はそれほど多くはなく、メジャーなところでは【ブラックジャック777】や後継機種の【スーパーブラックジャック】が知られています。
出玉が減るタイプのストックタイム
ST機のシステムである1つ目は出玉が減るタイプのストックタイムです。
こちらはボーナスを引くことによって高確率でストックタイムに突入しますが、出玉が増えるタイプのST機とは違って、リプレイや小役も通常通りの確率なので、出玉は減り続けます。
特定の条件を達成することにより貯めているボーナスを放出しますが、全てのボーナスを放出することはほとんどなく、1度の条件を達成で1つとなっています。
またモード管理されている機種も多く、天国モードと呼ばれているモードに移行することによって大量のボーナスを放出する可能性を秘めており、一撃で数千枚のメダルを増やすことも可能です。
4号機のST機はこちらを指していることが多いです。
どういった仕組みでボーナスを貯めているの?
ST機はどちらのタイプも共通して高確率でリプレイが成立しています。
リプレイフラグがほぼ毎回成立しているので、リール制御が働いてボーナスを狙っても揃わないといった仕組みです。
台の中には純ハズレという役も存在し確率の差はあれど、この純ハズレを引くことによってRTが終了しボーナスが揃えられるようにもなっています。
リプレイが揃うか揃わないかの違いであって、リプレイが毎回成立しているという点においては同様の仕組みになっているということです。
揃わないリプレイのST機で最初に登場したのは『スーパーリノ』と記憶しています。
ボーナス後5ゲーム間で連チャンが期待でき、告知音の爆音でビックリする人多数
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AT機の規制とともにST機も消滅
ST機はAT機と呼ばれる機種と同じ時期に登場し、どちらの機種も店の目玉機種としてたくさん設置されていました。
はじめの頃は獣王やサラリーマン金太郎、果てはミリオンゴッドなどの怪物級の機種の登場によりAT機に軍配が上がっていましたが、爆裂AT機の規制とともに徐々に頭角を現し始めてきます。
中でも設置台数No.1の『北斗の拳』と1度のBIGでMAX711枚獲得できる『吉宗』が同時期に設置されていたので、北斗派VS吉宗派といったのも懐かしい頃もありました。
ST機は当時としては画期的なシステムだった
ST機は登場当時を振り返ってみても画期的なシステムだったと今でも思います。
当時リプレイを高確率で揃うシステムであるRT(リプレイタイム)は昔からあって成立した役は狙えば必ず揃うものという思い込みは誰もが当たり前だと考えてました。
それを逆手に取ってリプレイは成立しているものの、リール制御によってあえてリプレイが揃えること無くボーナスを貯めていくというシステムを初めて採用した山佐は本当にパチスロの老舗企業であるというのを改めて思い知らされました。
このシステムを考えた人は天才なんじゃないでしょうか。